販売面においては、イプサムが2代目へのフルモデルチェンジで大型化した事によりその後継を担う目的も与えられているが、初代イプサムとはエンジンの排気量が異なるほか、初代イプサムが「ファミリー」を重視したのに対し、ウィッシュは「スポーティ」を多く取り入れた内外装やグレード構成にするなど、両車種の違いは少なくない。そのため、トヨタではイプサムの後継車種ではないと説明している。
2000年から発売され人気の高かったホンダ・ストリームと車体寸法が同一でよく似たデザインとコンセプトであったことから、その対抗車種として開発されたものと一般的には見られている。
当初は日本国内専用車であったが、タイ王国、台湾でも現地生産されている(但し、バンパーが大型化されたり パーキングブレーキがサイドレバー式であったりと一部に違いあり) 。
また、2003年末ごろより日本仕様車を中心に、香港・シンガポール・マレーシアといった国々へも並行で輸出されている。
エンジンは当初、1ZZ-FE型1800cc(132ps)のみだったが、2003年4月には1AZ-FSE型 2000cc D-4(155ps)が搭載された。
トランスミッションはオートマチックトランスミッションのみで2000ccのFFモデルにCVTを、1800ccのFFモデル及び、4WDモデルには4ATを組み合わせている。
4WDモデルには、前輪駆動と四輪駆動オートモードの切り替えが行えるアクティブトルクコントロール4WDを採用している。
4WD車と2.0Zのリヤ サスペンション には ダブルウィッシュボーンを、それ以外のグレードにはトーションビーム を採用している。
スタイリングを重視した結果、スライドレールによりデザインに制限が出るスライドドアは採用せず、後席ドアも前席ドアと同じ前ヒンジドアになっている。
プラットフォーム
プレミオ/アリオンのものをベースに、ホイールベースを延長するなどの改良がされた。
他に共有する車種は、5代目ビスタ、3代目カルディナ、Opa、初代プリウスなどがある。
グレード構成
グレード構成はベーシックな"X"、上級の"G"を基本に、トップモデルとして、2.0Lモデルにオーバーフェンダーと17インチタイヤ、シーケンシャルCVTを与えた、スポーティな"2.0Z"を据える。「2.0Z」はオーバーフェンダーによって幅が1700mmを超えるため、その他のグレードが5ナンバーなのに対して、3ナンバーとなっている。また1.8Lモデルにはスポーティグレードの"Sパッケージ"(2005年9月のマイナーチェンジで"Aero sportsパッケージ"に名称変更)、廉価グレードの"Eパッケージ"が設定されている。"2.0Z"では2列目シートにキャプテンシートを採用しているため6人乗り仕様となり、他のグレードでは2列目シートにベンチシートを採用するため7人乗りとなる。
車名の由来は、英語で「願い」を指す「WISH」からきている。
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