通称:R32(アールサンニィ)、超感覚スカイライン
1989年5月23日
4ドアセダン7グレード、2ドアクーペ5グレードで登場。FR車のみ同日発売でGT-Rを含む4WD車は8月発売とアナウンスされた。
GT-R以外の系列は最後の5ナンバースカイラインとなる。
ボディタイプはR31型まで存在した4ドアセダン、およびステーションワゴンが姿を消し、ピラードハードトップ構造の4ドアスポーツセダンと2ドアクーペの2本立てとなった。
4ドアハードトップはR32型が最後となった(R33型以降は窓枠付きのセダン)。
標準モデルの搭載エンジンは直列6気筒が215psまでパワーアップされたRB20DET型(GTS-t)を筆頭に、RB20DE型(155ps,GTS)、SOHCのRB20E型(125ps,GTE)と直列4気筒SOHCのCA18i型(91ps,GXi)もあった。
なお、R31型まで設定されたディーゼルエンジンは設定されなかった。
後にマイナーチェンジで2500ccのRB25DE型(180ps)が搭載され、5速ATを組合わせたGTS25も追加された。
このように、GT-R以外の3ナンバーモデルも発売されたものの、A31型セフィーロのように全車3ナンバー化はされなかった。
またこのモデルから4気筒、6気筒に関わらず、すべてのグレードにおいて丸型4灯テールランプが採用されている。
標準モデルは、GT-Rの復活ばかりが注目され陰に隠れる形になってしまった。
ただし、7代目がボディがやや肥大化しすぎた感があったのに対し、スタイリングがダウンサイジングによりスリム化されたことと、ボディや足回り関係の強化により良好なハンドリングが得られたとして、7代目は自動車評論家やレーサーからは、走行面のバランスの取れたモデルとして評価が高い。
ただし車内空間、特に後部座席が先代と比べ大幅に狭くなりファミリーユースが減少した。
折しも、新たな兄弟車種であるセフィーロが登場、車の流行がミニバンやRVに変わっていった時期とも重なったため、先代に比べトータルでの販売台数は下回った。
なお、前期・後期共に教習車仕様が存在していた。
パトカー仕様の設定はこの代が最後となる(YHR32型車が1991年8月まで製造)。
なお先代R31型までは中東やオセアニア向けなどの輸出仕様が存在したが、このR32型は日本国内専用モデルであった。
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