ウィンダム(WINDOM)とは、かつてトヨタ自動車が製造、販売していた前輪駆動(FF/FWD)の中型高級車である。日本国外の基準ではEセグメントに該当する。
日本国外では4代目として、Lexus ESが販売されている。
前身はカムリ・プロミネント(V20系)。セプター(米国版カムリ)のプラットフォームをベースに作られたピラードハードトップ型。北米ではLSの弟分に当たるモデルで、ボディーの大きさは当時のクラウンとほぼ同じ。しかし、全高を抑えたピラードハードトップ型であり、またヘッドライトには4灯式のプロジェクターヘッドランプが採用されるなど、非常にスタイリッシュなプロポーションであった。 エンジンは北米仕様であるES300と同様の「3VZ-FE」型V型6気筒2958cc、グレードは当初「3.0」「3.0G」のみであった。駆動方式は前輪駆動のみで、カムリ・プロミネントで設定のあった4WSもウィンダムには設定されなかった。
1993年(平成5年)8月の改良で、カムリ・プロミネントV6 2500を吸収する形で「4VZ-FE」型V6 2496cc(VCV11)「2.5」が登場した。
1994年(平成6年)8月にマイナーチェンジを実施、「2.5」グレードに装備を充実させた「2.5G」グレードの追加、ヘッドランプ・フォグランプ・テールランプ の意匠変更、センターアームレストの変更などがあった。また、1995年(平成7年)には「2.5」グレードをベースとした「2.5レクスター」(LEXTER)という特別仕様車を設定した。
ディアマンテの大ヒットに刺激を受けたトヨタ自動車が、それまでの車格体系から少々逸脱した新しいコンセプト(前輪駆動、V型エンジン、米国販売がメイン)を掲げ1991年9月に登場した(10系・20系はピラードハードトップ)。
初代の発売当時はバブル景気もあり、3000ccオーバーの高級車が売れていた時代であったが、当時トヨタ店はセルシオ、クラウン、トヨペット店はマークII、オート店ではアリスト・チェイサー、ビスタ店ではアリスト・クレスタがそれぞれ存在したのに対し、カローラ店には3000ccクラスのセダンがなかったため、ラインアップの穴を埋める意味もあったようである。
発売以降トヨタカローラ店の最上級車種であったが、2005年(平成17年)11月末をもって日本国内での販売を終了し、フルモデルチェンジしたカムリに統合される(なお、現在カローラ店の最上級車種はカムリと同クラスのSAIとなっている)。
日本国外では前輪駆動レイアウトの高級セダンとして、初代からレクサスブランドの「ES」の名で販売されている。なお、現在も日本国外ではレクサス・ESが販売されているが、日本国内への投入予定は今のところは無いようである。キャッチフレーズで有名なのは、「レクサスES300=日本名ウィンダム」。カムリとは、元は、姉妹車関係だった。
車名の由来は、英語で「勝つ」と言う意味の「WIN」と、「状態」を意味する「DOM」を組み合わせ、「勝っている状態」と言う意味を込めて作られた造語。
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