オッティは日産自動車が三菱自動車工業からeKのOEMを受けて2005年から販売している軽自動車である。
製造はすべて岡山県倉敷市の三菱自動車水島製作所で行われる。
2005年1月17日の三菱自動車・日産自動車の共同プレスリリースで、eKワゴン及びeKスポーツのOEM供給合意を発表[1]。
同年6月7日よりオッティ (OTTI) として発売開始した。
日産自動車の軽乗用車としては2002年に発売されたモコに次ぐ2車種目のモデルで、三菱からのOEMとしては2003年から販売されている軽貨物車のクリッパーに次ぐ2車種目のモデルでもある。
フロントグリルなどのデザインやボディカラー、全グレードでのABS標準装備などを除きOEM元のeKワゴンおよびeKスポーツと大きな違いはない。
グレード構成は下から「S」、「E」、「RS」「RX」で、四輪駆動車は全グレードに用意され、グレード名称の末尾に「FOUR」が付記される。
そのうち「S」と「E」がeKワゴン、「RS」と「RX」がeKスポーツのOEMである。
eK同様にSおよびEとRSおよびRXはフロントグリルや前後バンパーが変更されており、R系にはリアスポイラーなども装備される。
また、最下グレードのSには13インチフルホイールカバーが、EおよびRSには13インチアルミホイールが、最上級グレードのRXには14インチアルミホイールが装着される。
また、2006年5月15日にはSおよびS FOURをベースとした特別仕様車「Noir Selection(ノアールセレクション)」が発売された。
13インチアルミホイール、ルーフスポイラーなどが装備され、インテリアカラーがブラックとなっている。
なお、「noir」はフランス語で黒を意味する。