ホンダ・RVF(アールブイエフ)はホンダ・レーシングが開発した水冷4ストロークV型4気筒エンジンを搭載したオートバイである。
当初は競技専用車両として開発されていたが、後に本田技研工業から一般市販車として製造販売された。
VFR400(NC30)の後継モデルとして1994年1月に発売された、最後のレーサーレプリカ。
フレームは新設計の目の字断面構造のダイアモンドフレームで、NC30とはエンジン懸架、各部剛性バランスなどが変更されている。
他には吸・排気ポートの形状、キャブレターの構造、1~3速ギア比、サスペンションなどが変更されている
。 また、前年のワークスRVF750と同形状の外見を持ち、750ccのRVF/RC45とは同時開発となっている。
正式な車名(メーカー表記は通称)はRVFであり排気量を表す400は付かない。
外装グラフィックにもRVFとはデザインされているが排気量を表すものは無い。 豪華なパーツが奢られているために、販売価格も同クラスの車両より高くなっているが、レーサーレプリカ最後発だけに完成度は高い。
だが機能部品に掛かったコストが外装部品の簡素化(従来ABS樹脂だったパーツをAES樹脂に変更し塗装を省略)という形になってしまい、褪色や劣化によるひび割れなど後々オーナーを悩ませることとなる。
欠点としては、横置きV型エンジンの宿命である熱問題、整備性の悪さなども受け継がれてしまっている。
また、点火プラグが特殊なサイズであり部品価格が高い。ヘッドライト形状も特殊なH4R型となり汎用性が低く、35/30Wで光量が小さい(市販の高効率バルブをそのまま使用すると配線が焼ける)。
熱がこもりやすい構造からレギュレートレクチファイアに不具合が発生する可能性が高いので、対策品(放熱フィン付)に交換しないと突然エンジンが止まる可能性がある。
イギリスでは、排気量による保険制度により、特に若い世代の間でRVF/RC45よりRVF400の需要が高かった。
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