ホンダ・TL(ティーエル)は本田技研工業並びにRSC/HRCが製造・販売していた、トライアル用のオフロードバイクである。
トライアル車は車重が性能に直結するためすべて軽量の単気筒エンジンが搭載されている。
本稿では関連して後継車種のTLR、TLM及び競技用のRS-T、RTLについても述べる。
1973年に発売された国産初のトライアル用に設計された市販車。これは「トライアルの神様」と呼ばれたイギリスのサミー・ミラーが開発に携わっており、搭載した4ストロークOHCエンジンはCB/SL系に採用されていたもので、その特性から初心者でも扱いやすく、入門用マシンとして愛され、国内に一気にトライアル熱が高まる。1979年まで発売された。
ヘッドカバー一体の初期型は56.0/49.5の122cc、別体の後期は56.5/49.5の124ccである。
なお、このシリーズには「バイアルス」という愛称が付けられていた。当時はまだトライアルという競技が一般的でなかったため、バイクを強調した「バイク・トライアルス」を略した造語であった。
愛称は競技の名を冠して「イーハトーブ」に改められている。バイアルスと良く似ているが、クランクケースは補強されたXL125Sのものに変更、点火系がCDIに変更され、サスペンションもフロントにセミエアサスが、リアには倒立サスが採用されるなど熟成が進んでいる。
またこの頃、バイクブームによりニーズが拡がりを見せる中、トレッキングバイクというカテゴリーが生まれ、「デュアルパーパスほど激しい性能を求めない」オフロードバイクが求められ、トライアルをやらないユーザーも増えている。
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