日野自動車株式会社(ひのじどうしゃ、英称:Hino Motors, Ltd. )は主にトラック・バスといった商用車を製造する日本の自動車メーカー。通称「日野」、ローマ字表記は「HINO」。)トヨタ自動車の連結子会社である。トヨタグループ15社のうちのひとつ。
主にトラックやバスなどの商用車の生産を手がけ、トヨタブランドの小型乗用車や小型、普通トラック、SUVなどの生産もおこなっている。また、トヨタが陸上自衛隊へ納入する73式中型トラックやトヨタ向けディーゼルエンジンの生産、あるいはハイブリッドシステムの共同開発も行っている。
2004年3月期の連結決算では、売上高が1兆円を突破し、営業利益も446億円と過去最高益を記録した。ディーゼル車の排気ガス規制に伴う買換え需要による日本国内のトラック販売の増加と、日本国外の販売の好調、トヨタからの受託生産の増加が要因とみられている。
また、合理化のためにバス部門はすでにいすゞ自動車と経営統合しており、2004年10月に日野自動車・いすゞ自動車共同出資の新会社(ジェイ・バス)に移行、いすゞと共通の車両をジェイ・バスより供給される形態となっている(一部車種はいすゞが開発)。
なお、いすゞはもとは日野の母体になった会社でもあり、また現在はトヨタ自動車との提携関係にあるため日野との関係も深い。同時に、西日本車体工業へのシャーシ供給を取りやめている。(西工へのシャーシ供給は2006年から一部再開)
日本国内の大型トラック販売で、34年連続シェアトップを誇っている。
日本国内の大型車メーカーでは唯一、ダカール・ラリーに「日野・レンジャー」で参戦しており、好成績をあげている。
東京都八王子市の21世紀センター内に、日野オートプラザという企業博物館を持っている。
2001年、トヨタ自動車が株式の過半数を取得し、ダイハツ工業に続き子会社化される。