ルキノ(LUCINO)は、かつて日産自動車が生産していた、クーペ及びハッチバック型の自動車。
主に20代の若者をターゲットにしていた。
ルキノクーペ(2ドア)はB14型サニーベース、ルキノハッチ(3ドア/5ドア、S-RV)はN15型パルサーセリエベースである。
ベースであるサニーとパルサーは姉妹車ではあるが専用部品も多く存在し、車名は同じながら、型式上は別車種として見る必要がある。
ルキノ「Lucino」という名は、ギリシャ・ローマ神話に登場する誕生の女神「Lucina(ルキナ)」にちなんだ造語である。
1994年 5月、NXクーペの事実上の後継車種として、 8代目B14型サニーをベースに2ドア版のクーペを開発し発売した(B14ルキノクーペ)。
発売当初のグレード構成は、1,497cc105馬力のGA15DE型エンジンを搭載したMM、GG、GG TYPE S(FB14型)と、1,838cc140馬力プレミアムガソリン仕様のSR18DEエンジンを搭載した1.8SS(HB14型)の4グレードだった。
廉価版であるMMの車両本体価格はエアコン付き5速MT車で104.8万円だった。
デビュー当時、運転席SRSエアバッグ及び助手席SRSエアバッグはオプション設定だった。