マセラティ(Maserati )は、1914年にイタリアのボローニャで設立されたスポーツカーメーカーである。
1993年以降はフィアット社の傘下となり、モデナを本拠とする会社組織「Maserati S.p.A.」が設立されている。フィアットのスポーツカー部門において、同じくフィアット傘下にある自動車メーカー・アルファロメオと統括され、高級車を製造・販売している。
ロゴマークはマセラティ創業の地、ボローニャのシンボルの1つである『ネプチューンの噴水』に因み、ネプチューンの持つ三叉の銛、“トライデント”がモチーフとなっている。またマセラティ三兄弟の結束を表す。
社名は、日本総輸入代理店のコーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドにおいて“マセラティ”と表記されるが、“マセラーティ”や“マゼラーティ”と記載されることもある。
イタリアでは、オープンカーを「スパイダー」と呼称することがある。フェラーリが「spider」と綴っていたのに対して、かつてのマセラティでは「spyder」との綴りがみられた。語源は、その走行している姿がクモのようであった、軽快馬車「スパイダー フェートン(spider phaeton)」だとされる。