当初1100cc級、以後モデルチェンジ毎にサイズ拡大され、1200-1600cc、のち1300・1500-2000cc級の小型乗用車として、長らく生産が続けられてきた。
日本において最も普及した大衆乗用車シリーズの一つである[1]。その時代毎の基準から見て常に手堅く中庸な設計を用いつつ、ユーザーの上位志向に応えた装備類の充実、派生モデルの開発などで、日本国内市場、輸出市場の両面で成功を収めた。
基本形となるセダンに加え、多くの派生車を擁し、1969年から2001年までの33年間、連続して車名別日本国内販売台数第1位を維持。2005年には累計生産台数3000万台を達成し、2008年現在でも世界140か国以上の国で販売されている。
"Corolla"はラテン語で「花で作った冠」、英語では「花冠」(花弁の集合的呼称)を意味する。先行したトヨタの主力モデル「クラウン」「コロナ」に続いて「冠」を象徴し、かつアルファベットの"C"で始まる車名を与えられたものである。なお、日本以外では「コローラ」と発音することが多い。
新世代を見据えた次世代基準の創出をコンセプトとした、トヨタカローラ/スプリンターシリーズ。それぞれセダンタイプに、スポーツクーペのレビン/トレノをラインアップする。カローラ店とオート店からの取り扱い販売とする。カローラセダンは、大型ヘッドランプや横一文字のリアコンビネーションランプなどを配した格調高いプロポーション。
スプリンターセダンは、曲面豊かなプレスドア採用のワンモーションスタイル。レビンは、フォグ&コーナリングランプを調和させたヘッドランプ、スモーク調グリルなどによるエレガントでスポーティフォルム。トレノは、プロジェクターヘッドランプ採用のスペシャリティスタイル。エンジンは、直列4気筒の1.6Lスーパーチャージャー(4A-GZ型:170馬力)、1.6L 5バルブVVT(4A-G型:160馬力)、1.6L(4A型:115馬力)と1.5L(5A型:105馬力)と1.3L(4E型:100馬力)のハイメカツインカム、2Lディーゼル(73馬力)の計6ユニット。全車サイドドアビーム、リア3点式シートベルト、シートベルトウォーニングを採用する。